はとクック

なかなか本題に入らないことで有名なレシピブログです

エビのアヒージョ

 こんばんは。

昨日のバケット大成功の余韻を引きずって、今日もパンを主役の食卓に。

過去の栄光をいつまでも引きずる男、ハトムネオです。

天から授かった胸筋を活用して、後ろを振り返りながら生きています。

 

 

さて、今日はアヒージョ作ります。

 

「どうしてもっと素直になれないんだろう」

 

僕が色々なお店のアヒージョを食べてしみじみ感じることです。

なぜに、アヒージョにアンチョビを入れる!二種の食材を闇雲に組み合わせる!なんでつけ合わせるパンにガーリックを塗ってある!なんでそんなにたっぷりオイルを入れる!なんで!なんで!なんで!

 

ムネオのアヒージョは素直です。御託並べないで、ハイっと、小さいハトが貴殿の舌の上にエビを置いてくれます。そんなアヒージョであります。

エビとオイルとにんにくと塩と鷹の爪をプチプチ煮たら、それだけで旨いんです。余計な欲は出さないでください。思い出してください。金の斧を欲した木こりを、蜘蛛の糸にすがったカンダタを、欲を出すと失敗するのは昔ばなしを読まずとも明らかなこと。

味蕾を解放してください。ごちゃごちゃ考えないで良いんです。

アヒージョに過積載して失敗しているお店のコックに、声高に言いたいのであります。

 

さて、私のほうこそ御託並べる前にさっさと有益な情報提供(レシピ)をば。

 

材料

  • 下処理したエビ(7〜10尾)※できれば殻付きのぷりっぷりを買って殻を取った物
  • 塩:少々
  • にんにく:1かけ
  • オリーブオイル:50cc程度
  • 鷹の爪:少々
  • (バケット)

手順 

①.さて、鍋(あればカスエラ)にオリーブオイルを入れます。塩・にんにく・鷹の爪・エビすべて入れます。中火にかけます。

②.オイルにエビを入れた時、全身浴にしたがる人がいますが、油の無駄です。その上、おいしく仕上がりません。やめてください。半身浴で良いのです。中火でフツフツ煮ているうちに、エビ由来の水分が下に溜まり、自然と水位(油位?)が上がってエビが浸ります。

③.エビにぷりっと火が通ったら出来上がり。美味しいバケットを用意して、オイルにつけながらいただきましょう。

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④.ちなみに、海老を食べ終わった後のオイルで、エリンギやマッシュルームで追いージョをすると信じられないほど美味いの巻です。f:id:hatomunewo:20151116221336j:plain

ムネオのワンポイント

※ポイントはオイルを半身浴にして、食材由来の水分で嵩上げすることです。そうすると濃厚なオイルが出来て、パンにも最高に合うのです!

※また、鍋は当然ながら直径15cm以下の小さい物を

※あと塩加減。これは、加熱前に混ぜて舐めた時に、ほんのりしょっぱいくらいが良いです。油は味蕾の知覚を鈍らせますので、舐めてしっかりしょっぱいと、加熱した時には塩辛くて食べられないアヒージョになってしまいますのでご注意を!

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